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11.292018
【イベント情報】牡丹焚火俳句会の開催報告
ぼたん園の恒例行事となりました「第9回牡丹焚火俳句会」を11月25日(日)に開催いたしました。
「牡丹焚火」とは初冬の季語で、花の終わった牡丹の枯れ枝を使い、感謝と供養のために焚くことを指します。
当公園でも花泉町内の御嶽山御嶽神明社さんに依頼し、毎年ご祈祷していただいています。
今年は例年になく見事な焚火となりました。
荘厳な焚火を眺めながら、参加者の皆さんは想い想いの一句を詠んでいました。
選者の先生方による講評の後、入選された方々への表彰が行われました。
募集句、当日句の入賞作品の一部をご紹介いたします。
◆募集句の部 髙橋みさ男先生選
『天』 逆光の背でものいう秋夕日 (一関市 熊谷典夫)
『地』 稲架組んで仰ぐ洪水水位線 (登米市 及川奈奈夫)
『人』 とりどりの菊の香りを束ねけり (一関市 伊藤優子)
◆募集句の部 伊勢田あきを先生選
『天』 野仏に体温のあり秋夕焼 (奥州市 大石文雄)
『地』 蕭条と眠りにつきぬ冬の園 (一関市 稲玉宇平)
『人』 農夫去りただ一面の刈田かな (一関市 砂金文昭)
◆当日句の部 髙橋みさ男先生選
『天』 天空へ炎の一字牡丹焚く (一関市 千葉百代)
『地』 牡丹焚燠に蝦夷の気骨あり (登米市 髙橋健比古)
『人』 みちのくに老いもときめく牡丹焚 (一関市 桂田一穂)
◆当日句の部 伊勢田あきを先生選
『天』 喨りやうとぼたん供養の祝詞かな (一関市 稲玉宇平)
『地』 牡丹焚燠に蝦夷の気骨あり (登米市 髙橋健比古)
『人』 標なき空へと還る牡丹焚き (一関市 石川惠子)
募集句、当日句の各入選句につきましては下記よりご覧いただけます。
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